仕事をしていて印象に残った出来事があれば教えてください。

担当しているエリアが広島市内の中心部ということもあって、県内の待機所の中で最も忙しいかと思います。印象に残っているのが、昨年春のことです。警報が鳴って出動すると、ビルの窓ガラスが割られていたのですぐに警察に通報するという事案がありました。後から確認したのですが、宝石店への窃盗だったようです。犯人は捕まったので、ひと安心ですが、もしかしたら犯人と鉢合わせしていたかと思うと、今でも身震いする思いです。
警報が鳴れば待機所から駆けつけるのですが、今のところ侵入者と遭遇するような危険な目にあったことはありません。多くが金融機関ATMの現金・カード詰まりなどの機械エラーやお客様の操作ミスによるものです。

仕事をしていて難しさや苦労することはありますか。

勤務は3人1組のチームで24時間体制。配属された１カ月ほどは、勤務に慣れるのに苦労しました。24時間勤務の中で仮眠をとるのですが、なかなか寝つくことができなかったです。24時間勤務、当務明け、休みという３日間のサイクルに慣れるのに少し時間がかかりました。現在でも気が張っているので、すぐに熟睡することは難しいですが、横になって身体を休めるようになって、自然と眠りにつけるようにはなりました。今では生活リズムが掴め、当務明けはしっかりと身体を休めて、翌日の休日は友人とカラオケに行くなどリフレッシュできています。しいていえば、シフト勤務なので友人と休みが合わないことがあることですね。

就活生にアドバイスやメッセージをお願いします。

学生時代は消防士を目指していたのですが、採用されるには至りませんでした。すでに仲間の多くが内定をいただいていた中だったので焦りがありました。そんな時すでにALSOKの内定をもらっていた友人から誘ってもらったのが、入社へのきっかけです。
それぞれの役割や責任は異なりますが、警備の仕事は、災害や犯罪などから人々を守る“ヒーロー”という広い意味では消防や警察と近いところがあるかと思います。
警報が鳴って駆けつけ、金融機関のATM機のエラーを迅速に対応した時は安堵した様子で感謝の言葉をいただけた時は、とてもやりがいを感じられます。
視野を少し広げて、説明会に参加してみてください。ALSOKにも様々な職種があります。関心や興味をもつことで、将来の自分の姿につながるきっかけになると思います。